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地方再生のための「体験型ホテル」 Zenagi(ゼナギ)

2019年4月、長野県の山間部に位置する南木曽町に、体験型ホテル「Zenagi」(ゼナギ)をオープンさせました。南木曽町は、長野県で人口が一番少ない町(4000人あまり)で、“消滅可能性都市”と呼ばれています。わたしたちは、「100年後の日本にも、この美しい町が残っていてほしい」という思いから、地方再生の拠点施設としてZenagiを作ることにしました。わたしたちの会社の第一弾プロジェクトでもあります。

 

日本の田舎に、世界中からお客がやってくる
1泊12万円の“特別な体験”とは?

Zenagiは、ただのホテルではありません。宿泊・食事・アクティビティがオールインクルーシブになっており、その全てがここでしかできない“特別な体験”になっています。1人1泊12万円もします。

宿泊は、1日1組限定の貸切スタイル。江戸時代の歴史的な古民家を、木曽のクラフト&アートを集めて改修した、美術館のようなホテルに泊まっていただきます。最大の特徴は、プライベート・ガイドによる体験ツアー。アルプスの天然水が流れる渓流地帯での「シャワー・クライミング」や、3000mのアルプスの山々を望みながら空を飛ぶ「パラグライダー」など、お客さまには必ず“特別な体験”を楽しんでいただきます。

文化的なことがお好きな方には、江戸時代の古道である中山道を歩いて宿場町に向かうツアーや、木曽ならではの伝統工芸である漆器を作るツアーなども。食事は、プライベート・シェフがお客様のためだけにお作りします。森から届けられるジビエ・山菜・キノコなどの“天然食材”を使った究極のスローフードは、ここでしか食べることができません。

東京や京都などの観光地ではなく、長野の田舎にあるホテルにもかかわらず、アメリカやヨーロッパを中心に、海外からも多くのお客さまが訪れてくださっています。皆さんが口を揃えて言うのが、「ここの地域はラグジュアリーだね!」という言葉です。

「田舎にこそ、ラグジュアリーがある」
1泊12万円のホテルの挑戦

わたしたちは、「日本の田舎にこそ、本物のラグジュアリーがある」と考えています。山や川や森などの自然から恵みをもらい、里山で食べ物を育て、野に遊ぶ暮らし。数百年・数千年の昔から引き継がれてきた、木地師や漆器や和紙梳きの文化。江戸時代のままの宿場町や、伝統的な古民家などの歴史的資源。こうした都会では決して味わえない“特別な体験”の数々こそが、本物のラグジュアリー体験なのです。

だからこそ、わたしたちは「日本の田舎に、あえてラグジュアリー・ホテルを建設することで、世界中からお客さまを集めて、田舎の価値を世界に広めたい!」と考えています。2030年までに、こうしたホテルを日本全国に20ヶ所建設する予定です。小さな会社の大きな挑戦を応援していただければ幸いです。