ミシュラン星付シェフが料理開発

人は美食のためなら、山を越え海を渡る
「地方再生レストラン」をサポート!

「わたしたちの町には、なんの魅力もないから、観光客を集めるのは無理なんです、、、」

そんな残念なお声をよく聞きますが、そんなことは決してございません! 世界には、山や森に囲まれて、ガスや水道や電気もなく、人も住めないような辺境の地でも、行列ができるようなレストランがあります。そして、そのレストランを中心に、観光地が生まれることだってあるんです。

わたしたちは、ミシュラン星付シェフたちなどと提携し、そんな「地方再生のためのレストラン」をプロデュースする事業を始めています。

いまこそ「日本版スローフード」を!
その土地でしかできない料理を追求する

この事業を始めたきっかけは、わたしたちのホテル「Zenagi」(南木曽町)を立ち上げた時の体験です。木曽地方で、地元の皆さんが「スローフード運動」(その土地の伝統的な食文化や食材を見直す運動)を進めてきたことを知り、スローフードのスペシャリストである2人のシェフを招聘して、料理メニューを開発してもらうことにしました。

1人は、スローフードの本場イタリアの天才女性シェフ・パトリツィアさん。もう1人は、懐石料理の名匠である「銀座 うち山」の内山英仁さんです。

2人ともミシュランの星を獲得し続けているスーパー・シェフです。わたしたちのコーディネートのもと、2人に実際に南木曽に来てもらい、何週間もかけて生産地を巡り、生産者さんと話をして、伝統的な料理を食べてもらいました。そして、「この土地の食材・生産者・伝統的な料理法をリスペクトした上で、“世界からお客が集まるような料理”を自由に作ってください!」とお願いしました。

すると、まるで土地とシェフが化学反応を起こしたかのように、次々と素晴らしいメニューができあがったのです。さらには、熊肉などのジビエや、イタドリなどの野草など、これまで地元の人でさえ注目していなかった食材が、「この土地でしか食べられない、オンリーワンの料理」として価値を生み始めたのです。地元の皆さんも、自分たちの土地から高級料理が生まれる瞬間を目の当たりにして、大喜びでした。

あなたの町にも、“三つ星レストラン”を!

このオンリーワンの料理を食べるという“特別な体験”は、いまでは「Zenagi」の売りのひとつになっており、日本中から世界中からお客さまがやってくるようになりました。消滅可能性都市と呼ばれるような田舎に、料理を目当てに人がわざわざやってくるのです。

わたしたちは、この成功体験が、他の町にも広がっていくといいなと思っています。次は、あなたの町に地方再生のための“三つ星レストラン”を作って見ませんか?